風呂の湯も感染源…怖いノロ、インフルエンザ対処法

風呂の湯も感染源…怖いノロ、インフルエンザ対処法
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0901N_Z00C14A1000000/



◆冬に注意したい咳の「RS」とお腹の「ノロ」
大まかに症状で分類すると
「熱が出る」
「咳が出る」
「嘔吐・下痢をする」の3種で、
原因になる菌やウイルスを大別できる。


乳酸菌に予防や症状の軽減効果が
日常的に乳酸菌をとっていると、
インフルエンザやノロウイルスなどの感染症にかかりにくい、
重症化しにくいとの研究報告が多数出てきている。
最近はラクトフェリン入りのヨーグルトの摂取で
ノロウイルスに感染しにくくなるという研究も。


〜 カゼ・インフルエンザQ&A 〜


Q.お風呂のお湯から感染しない?
A.感染者の入浴は最後に
菌やウイルスは種類によって感染力に差はあるが、
熱に強く、摂氏55度以上で殺菌に30分以上かかるものもある。
病気の人が湯船につかるのは最後にし、お湯は捨てよう。
バスタオルなどは家族と共用しないこと。


Q.インフルエンザ予防接種これから受けても有効?
A.今からでも、重症化を防ぐのに役立つ
年明けに、それまで流行していたインフルエンザと
違うウイルスが地域に流入し、流行するのはよくある話。
今から接種を受ければ、かかったときの重症化を防げる。
受験生は2度目を接種すれば安心。


◆吐瀉物の処理は厳重に
感染力が非常に強いノロやロタは、
病気の人の便や吐しゃ物を触って感染するほか、
汚物などが乾燥して空気中に拡散したウイルスを吸い込んで感染することも。
処理時の消毒は徹底的に。


【 吐瀉物そのものを処理するとき 】


1.マスク・手袋・エプロンでガード

 マスク、手袋で手や口を多い、できるだけ長めのエプロンを着用。

2.消毒液を作る

 3Lの水に対し、家庭用塩素系漂白剤50mlを混ぜた消毒液を作る。大きめのゴミ袋も用意。

3.古新聞で汚物を静かに集める

 まず新聞紙などで、外側から内側に向けて静かに汚物を集めて、ゴミ袋に入れる。同じ面を使うと汚染を広げるので注意。完全に除去できるまで繰り返す。

4.使い捨て雑巾で消毒する

 消毒液を浸した雑巾やキッチンペーパーなどで入念に拭き掃除。この時も拭き広げないように注意。

5.消毒液に浸して密封、廃棄

 使った新聞紙、雑巾、手袋、マスクをゴミ袋に入れ、消毒液を注いで袋の口を密封し、捨てる。


【 汚れた衣類・シーツなどの消毒 】


1.消毒液を作る

 3Lの水に10mlの家庭用塩素系漂白剤を混ぜて消毒液を作っておく。大きなビニール袋も用意。

2.消毒液に衣類を浸す

 汚れた衣類やシーツなどをビニール袋に入れ、消毒液につけて、しばらく置く(色落ちの可能性あり)。

3.単独で洗濯機で洗う

 他の洗濯物とは別に洗濯する。