デパケン

デパケン、セレニカRが片頭痛予防の適応を取得
通常量は1日400〜800mg、最大量は1日1000mg
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201106/520320.html


厚生労働省は6月16日、バルプロ酸ナトリウムを主成分とする協和発酵キリン
デパケンデパケン錠100、200、細粒、デパケンR錠100、200、デパケンシロップ)と
興和のセレニカR(セレニカR顆粒40%、セレニカR錠200mg、セレニカR錠400mg)
について、「片頭痛発作の発症抑制」の追加適応を承認した。


片頭痛発作の発症抑制で用いる場合の用量は
通常量が1日400〜800mg、最大量が1日1000mgとされた。
てんかん躁うつ病の治療のためにバルプロ酸ナトリウムを用いる場合の通常量
(400〜1200mg)とは異なる。


バルプロ酸ナトリウムは、脳内の神経伝達系の中で
抑制的に働くγ-アミノ酪酸(GABA)の濃度を上昇させる作用があり
これが片頭痛の発症抑制に働くと考えられている。


日本頭痛学会が2005年に作成した『慢性頭痛治療ガイドライン』でも
片頭痛予防にはバルプロ酸500mg〜600mg/日の内服が勧められる」と
バルプロ酸ナトリウム片頭痛予防への使用を推奨している(推奨グレードA)