インデラル 片頭痛抑制で効能・効果の追加

アストラゼネカ
「インデラル錠10mg/20mg」の片頭痛抑制で効能・効果の追加承認を取得
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=331750&lindID=4



アストラゼネカ株式会社は
「インデラル錠10mg/20mg」(一般名:プロプラノロール塩酸塩)に関し
公知申請(※1)を行っていた、片頭痛発作の発症抑制に対する
効能・効果の追加について、2013年2月28日付で承認を取得しました。


インデラルは、1964年に英国で開発され
世界で初めて臨床的に応用された交感神経β受容体遮断剤です。
本剤は、1966年に日本に導入された後、狭心症、各種不整脈の治療剤として
製造・承認され、その後高血圧に対する効果も確認されました。
国内外で多数の研究報告が発表され、最も長い臨床経験を有する代表的な
β遮断剤として、現在も高血圧、狭心症不整脈の治療に用いられています。


今回追加承認を受けたインデラルは
これまで片頭痛の予防で使用が認められていたロメリジン塩酸塩(カルシウム拮抗作用)
及びバルプロ酸ナトリウム(神経興奮抑制作用)とは異なる作用機序を有しています。


当社は、最も長い臨床経験を有する代表的なβ遮断剤であるインデラル(R)を通じて
新たな片頭痛の治療選択肢を提供し、引き続き医療の発展に貢献して参ります。


※1:公知申請とは
医薬品(効能追加等)の承認申請において
当該医薬品の有効性・安全性が医学的、薬学的に公知であるとして
臨床試験の全部又は一部を新たに実施することなく承認申請を行うことができる制度。