BMJ誌から
妊娠初期のカルバマゼピンは二分脊椎リスクを高める
Intrauterine exposure to carbamazepine and specific congenital malformations:
systematic review and case-control study
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201012/517835.html
妊娠初期の抗てんかん薬カルバマゼピンへの曝露は二分脊椎リスクを高めること
リスク上昇はバルプロ酸曝露に比べれば5分の1程度であることが、オランダ
Groningen大学のJentink氏らが行った欧州の先天異常登録のデータ分析で明らかになった。
欧州では抗てんかん薬カルバマゼピンは妊娠可能な年齢の女性に広く投与されている。
これまでに行われた複数のコホート研究が
抗てんかん薬の中で最も催奇性が強いと考えられているバルプロ酸ほどではないものの
カルバマゼピンも主要な先天奇形を引き起こす可能性を持つことを示していた。
だが、いずれも小規模研究で
てんかんを有する女性の治療薬選択を助けられるレベルのエビデンスを示せていなかった。
二分脊椎とは
http://www.nibunsekitsui.jp/symptom/index.html
生まれつき脊椎の癒合が完全に行われず一部開いたままの状態にあることをいいます。
カルバマゼピン = テグレトール