抑肝散

【漢方のちから】

認知症の周辺症状に「抑肝散」

http://sankei.jp.msn.com/life/body/100928/bdy1009280827000-n1.htm



認知症。主な症状には
記憶力や判断力の低下などの「中核症状」と
抑鬱や不眠、妄想などの「周辺症状」がある。


お金を盗られたと思いこむ物盗られ妄想
あちこち歩き回って家に帰れなくなる徘徊、昼夜逆転し夜中に騒ぐ…。


注目されているのが漢方薬の「抑肝散」
もともと小児の夜泣きや、疳の虫など精神的興奮に対して使われていた薬だが
20年以上前から認知症患者にも使われている。


関東の20施設でクロスオーバー試験を実施。
認知症患者106人をABの2群に分け、8週間の試験期間のうち
A群は前半4週間、B群は後半4週間に薬を服用してもらい、効果を検証した。
両群とも薬を飲むことで症状の改善が見られたが
前半に服用したA群では薬を止めた後も4週間効果が持続しており
「持ち越し効果」があることが確認された。