インクレチン関連薬

NHKきょうの健康」より
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archive/2010/0727/index.html

インクレチン関連薬とは




「インクレチン」は、食事をして糖などが小腸で吸収されたときに
小腸から分泌されるホルモンの一種です。
すい臓に働きかけて、インスリン分泌を促す働きをしています。
インクレチン関連薬は、インクレチンの作用不足を改善する薬で
「DPP−4阻害薬」と「GLP−1受容体作動薬」の2種類があります。

インクレチン関連薬の使い方




インクレチン関連薬は、血糖の状況によって使い分けられます。
1日1〜2回内服するDPP−4阻害薬は、HbA1cが7.5〜8.0未満の場合に使用します。
1日1回自己注射するGLP-1受容体作動薬は、HbA1cが7.5〜8.0以上の場合に使用されます。
どちらの薬も、単独で血糖値を下げる効果があります。
また、ほかの薬で効果がなかった場合に、インクレチン関連薬に変更したり
従来の薬と併用したりすることによって効果が現われる場合もあります。