アマリール 

サノフィ・アベンティス sanofi aventis

The Naha Terrace

【特別講演】

「糖尿病における動脈硬化性疾患予防のための血糖管理」
小田原雅人先生 (東京医大 内科学三 主任教授)



糖尿病+予備群は2,210万人(2007)



アクトス心不全を増加させる (Lancet 2005)
心不全による入院 39%増
心不全による死亡 14%増
息切れ、急激な体重増加、浮腫に注意


アクトスは骨折を増加させる。
2.2倍増


アクトスは肥満患者に投与すると血糖がよく下がるが
骨折はこわい。1回の骨折で寝たきりになることもある。
アクトスは4分の1錠からはじめて、15mgまでしか使わない。


インクレチン
β細胞にGLP−1受容体がある。
SU受容体とは違うので併用が可能。


メトホルミンの高容量が承認された(2250mgまで)6〜9錠までOK
アクトスBMI依存だが、メトホルミンはどのBMIでも血糖を下げられる。


米国糖尿病学会(ADA)と欧州糖尿病学会(EASD)
両学会のコンセンサスによる2型糖尿病治療のアルゴリズム



第1段階 「十分に検証された中心的治療法」
メトホルミン、インスリン、SU薬


第2段階 「十分には検証されていない治療法」
ピオグリタゾン、GLP-1アゴニスト


肥満が少なく、インスリン分泌の低下が主となっている日本人では
SU薬を第一選択にしてよい


血糖降下剤の選択はHbA1cの低下作用を重視
HbA1c1%低下するごとに心筋梗塞のリスクが14%
糖尿病に関連した死亡のリスクが21%低下する。