フォサマック 万有

沖縄健康寿命講座

The Naha Terrace

【特別講演Ⅰ】

ステロイド骨粗鬆症の病態と治療戦略〜骨折予防を目指して〜」
岡田洋右先生(産業医科大第一内科講師)


脂質代謝と同様に骨粗鬆症は内科が見るべきである。
ステロイド骨粗鬆症は早期に(3〜6ヶ月)発症する。
プレドニン5mg/日を3ヶ月使うならビスホスホネートを併用すべき。
20mg/日を超えるとリスクは急激に上昇する。
骨密度が保たれているのに骨折する患者がいる。
骨質が悪化している。

【特別講演Ⅱ】

生活習慣病骨粗鬆症の接点〜糖尿病を中心に〜」
杉本利嗣先生(島根大第一内科教授)


カルシウム・パラドックスは本当。
カルシウム不足がおこると破骨細胞が活性化し、血管に石灰化がおこる。
骨粗鬆症は心血管イベント発生に影響を与える因子である。
骨強度=骨質(コラーゲン架橋など)+骨密度
骨を建物に例えると、コラーゲンは鉄筋に相当し、コンクリートハイドロキシアパタイト
コラーゲン架橋は鉄筋同士をつなぎ止めるビスに相当する。
鉄筋は高血糖で錆びつく。糖尿病患者は椎体骨折が明らかに多い。
リセドロネートは脳卒中による死亡率を半減させた。
アクトスは骨に悪影響を与える。特に閉経後の女性では明らかに骨折率が高い。

http://www.iihone.jp/colum/column20071220/colum_2.html


骨密度=コンクリート、骨質=鉄筋



http://www.eisai.jp/medical/region/bone-joint/osteoporosis-gazou/0801v7n1/01.html