クライマックスとエンディングが記憶を作る 勝間和代
http://www.asahi.com/business/topics/katsuma/TKY201005300095.html
この法則は
ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提唱したものです。
これは、あらゆる経験、例えばデートでも、仕事でも、結婚生活でも
最高潮に盛り上がった「ピーク」のときと、最後の「エンド」のときに、それぞれ
どれくらい楽しい経験があったかで、主観的な記憶は塗り替えられてしまうというものです。
例えばデートをする場合
ピークのときの、相手の心を打つような最高のひと言と
別れ際の優しい言葉や気の利いた態度さえあれば
デート中、どんなにうまくいかなくても、記憶に残らないということです。
映画を見るときも、終わりよければすべてよしで
エンディングの印象がもっとも重要ですし
その映画の中に一つでも印象深いシーンがあると、そこだけが記憶に残ります。
この法則を知っていると
だらだらと長いミーティングやメール、会食が必要ないこともわかります。
途中のピークへ上りつめるために何を用意すればいいのか
そして、落としどころをどこにするか、その2点だけ意識すればいいのです。