藻の油が燃料

藻の油が燃料、飛べよ航空機
東京五輪へ構想 温暖化防ぐ切り札なるか
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO92337840R01C15A0TJN000/



IHIは重油成分に相当する炭化水素を生み出し、
細胞のまわりにためる「ボツリオコッカス」という藻を培養する。
藻の乾燥重量に含まれる油の量は50%以上という。
今年3月に鹿児島市に1500平方メートルの培養池を建設した
20年には海外で数百ヘクタール規模の施設で量産する計画だ。


2種類の海洋珪藻(けいそう)に着目したのがJパワー。
春から秋は鹿児島県の奄美大島で発見した水温15〜45度にすむ「ソラリス株」、
冬は九州で見つけた水温4〜25度でも育つ「ルナリス株」を使い分ける。
北九州市で年間1000リットルの油を生産し、
培養から抽出まで一貫生産できる体制を整備している。


デンソーは工場から排出されるCO2を吸収する技術として藻類に注目する。
08年から北海道などの温泉で発見した藻類「シュードコリシスチス」の研究に着手し、
愛知県西尾市の工場で培養中。
16年4月からは熊本県天草市内の2万平方メートルの敷地で実証施設を稼働させる予定だ。