オーランチオキトリウム

石油作る藻 仙台市、筑波大・東北大と研究着手へ 
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110903t11006.htm



仙台市は筑波大、東北大と共同で、石油を作る藻
「オーランチオキトリウム」の実用化に向けた研究に乗り出す方針を固めた。
津波で壊滅的な被害を受けた下水処理施設に集まる下水で
オーランチオキトリウムを増殖する実証実験を本年度内に始める。
研究の第一人者として知られる筑波大の渡辺信教授は宮城県丸森町の出身で
東北大理学部を卒業した。


【オーランチオキトリウム】 
光合成をせず、有機物を吸収して炭化水素(石油)を生成、蓄積する。
渡辺教授の研究グループが沖縄の海で発見し、昨年12月に学会で発表した。
プールで培養すれば、1ヘクタール当たり年間1万トンの石油を生産でき
同じ性質を持つ藻類と比べ、生産能力は10倍以上という。
耕作放棄地(約40万ヘクタール)の約5%に当たる2万ヘクタールを活用すれば
日本の原油輸入量に匹敵する計算となる。