8月11日が祝日「山の日」に

来年はどんな大型連休? 祝日から時代を読み解く
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92255910Q5A930C1000000/



今年9月下旬のシルバーウイークは日並びにもうまく恵まれて5連休となった。
シルバーウイークが5連休になるのは2009年以来6年ぶり。
再びシルバーウイークに5連休が登場するのは2026年のこと。
今後11年間は5連休が現れないそうだ。


■来年から8月11日が祝日「山の日」に
新たな祝日として「山の日」(8月11日)が加わることになった。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という目的で祝日法改正により制定。
これまでは8月に祝日がなかったが、通常のお盆休み(13〜16日)
に近い祝日ができるので長期休暇も作りやすくなる見通し。


■「山の日」、8月12日を避けて11日にしたワケ
来年から導入される新しい祝日「山の日」。どうして8月11日にしたのだろうか?
実は当初、お盆休みが始まるすぐ前日の8月12日にする案が検討されていた。
休暇をつなげやすいというのが大きな理由。
だが「520人も犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故(1985年8月12日)が起きた日に
お祝いするのは違和感を覚える」との強い異論が出たため、
同案を採用するのが見送られ、結局、11日に落ち着いたのだという。


ところで一覧表を見ると、日本の祝日の多くが期日を法律に盛り込んでいるのが分かる。
そのなかで「成人の日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」については
祝日法改正による「ハッピーマンデー制度」で特定の月曜日に移動することになった
(もともとはそれぞれ1月15日、7月20日、9月15日、10月10日だった)。


■「国民の休日」と「国民の祝日」の違いとは?
一見、紛らわしいが、「国民の休日」と「国民の祝日」にも大きな違いがある。
祝日法により、祝日にはさまれた平日を休日とすることが定められたが、
こうして生じた休日を「国民の休日」と呼び、「国民の祝日」とは区別している。
たとえば今年9月のシルバーウイークの5連休の内訳は、
19日(土)→20日(日)→21日(敬老の日)→22日(国民の休日)→23日(秋分の日)。
敬老の日」と「秋分の日」にはさまれた平日の22日が「国民の休日」になった。