パナソニック、人工光合成でメタン

パナソニック、人工光合成でメタン 燃料電池
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG06001_W3A201C1MM0000/



パナソニック
水と二酸化炭素を原料に、太陽光を利用して
メタンを合成する人工光合成システムを開発した。


これまでは植物並みの効率で有機物(ギ酸)の合成には成功していたが、
直接燃料として使える成分を作ったのは初めて。
燃料電池に応用を見込む。


無尽蔵にある原料から有用な資源を
直接生み出す究極の再生可能エネルギーである
人工光合成の実現に向けた一歩となりそうだ。


人工光合成トヨタ自動車グループの研究機関、
豊田中央研究所パナソニックがギ酸の合成に成功していた。
ただ燃料とし使うにはより合成の難しいメタンやアルコールの作製が望まれていた。


パナソニック
窒化ガリウムとシリコン製太陽電池を組み合わせた半導体を使い、
まず太陽光と水を電気エネルギーに変換。
そのエネルギーを銅を使った触媒に与えて二酸化炭素からメタンを合成した。


エネルギーの変換効率は0・04%と低いが、
発電効率の高い太陽電池などを活用すれば、晴天時には連続してメタンを発生できる。


パナソニックは今後、アルコールを合成する技術も開発したい考え。
将来は人工光合成で作ったメタンやアルコールを燃料に使う燃料電池への応用を検討する。