後発薬の世界最大手テバ、日本で生産倍増 200億円投資

後発薬の世界最大手テバ、日本で生産倍増 200億円投資
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD270RU_X20C13A6MM8000/



テバファーマスーティカル・インダストリーズ
約200億円を投じて日本で後発薬の生産能力を倍増する。


日本では今後5年で
年間売上高が100億円を超す生活習慣病などの治療薬の特許が相次ぎ切れる。


新製品の増加で後発薬市場は今後年率8%のペースで伸び、
現在の約8千億円から2017年度には6割増の1兆3千億円になると見込まれる。


テバは国内後発薬市場で日医工沢井製薬に続く3位。
市場の成長に合わせてシェアを高めるため
2018年までに生産能力を年90億錠と現在の2倍にする。


主力の高山工場(岐阜県高山市)の老朽設備を入れ替え生産効率を高める。
他の国内3工場にも増産投資を実施し日本を欧米に並ぶ生産拠点にする。
将来は日本を拠点とし、中国や東南アジアの医薬品市場にも本格参入する。


テバは2008年に興和と後発薬事業で共同出資会社を設立し日本に参入した。
2011年に国内3位だった大洋薬品工業を総額9億ドル(約900億円)で買収し
事業基盤を広げた。