成都

世界の食の都を訪ねる 食を愉しむ旅(2)
ナショナル ジオグラフィック日本版
http://www.nikkei.com/life/gourmet/article/g=96958A9C93819499E0E7E2E0958DE0E7E2E6E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E7E2E6E0E2E3E3E0E6E7E0



成都の繁華街。バーやレストランがずらりと並んでいる。
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四川料理

四川料理の特徴は「麻(マー)」と呼ばれるヒリヒリとしびれる辛さだ。
この辛さは黒胡椒でもなければ唐辛子でもない。
辛さの元は小さな山椒だ。
その実は舌がしびれるほど辛く、柑橘系の香りがする。


省都成都は、四川料理を味わうのに最適の町だ。
麻婆豆腐、魚香茄子、茶葉で薫製にした樟茶鴨(四川ダック)
牛肉細切り揚げの唐辛子炒め、宮保鶏丁(鶏肉とナッツの唐辛子炒め)
ザーサイをはじめとする漬物などいろいろある。
火鍋も四川料理の名物だ。
これは、2つに仕切られた鍋に、白濁したスープと唐辛子や山椒を入れた
赤いスープをそれぞれ入れ、肉や魚介類、野菜を煮て食べるものだ。


成都では街角の屋台、麺の店、レストランなどいたるところに食欲をそそる料理がある。
豚肉の詰まった水餃子からおそろしく辛い担々麺まで、豊富にそろっている。



成都の西にある安瀾吊橋。
(C)Japan Travel Bureau/www.photolibrary.com.


◆ベストシーズン
 成都を訪れるには4〜5月と9〜10月が最も快適。
冬は寒く雨が多い。夏は蒸し暑い。


◆旅のヒント
最低2日あれば成都を満喫できる。
成都パンダ繁殖研究基地を訪ね、街の骨董市をぶらつき
府南河沿いか人民公園にある茶館の一軒によって中国茶を飲み
猛烈に辛い四川料理を味わおう。四川オペラ(川劇)もぜひ鑑賞したい。