クレメジン

2012 #15
クレメジン講演会 田辺三菱

ANA Laguna Garden Hotel


【講演1】
「糖尿病性腎症の成因に基づいた治療戦略」
四方賢一先生(岡山大学病院 新医療研究開発センター教授)


糖尿病は血管病である。
透析導入16000人/年のうち43%が糖尿病
失明は3000-4000人/年
下肢の切断3000人以上/年


アルブミン尿検査は午前中の尿が良い。
3回実施して2回陽性ならアルブミン尿陽性と判定する
アルブミン尿は心血管イベントの予知因子
尿中アルブミン濃度と心血管死は相関する。


肝だけでなく腎でも糖新生を行っている。
腎臓悪化により、低血糖が起こりやすくなる。
糖尿病性腎症でEPOを使用しているとHbA1cは低い値になる。
グリコアルブミンのほうが信頼性が高い。


腎不全患者ではインスリンの分解が遅れてインスリンが効きすぎる。
低血糖に注意。SU剤は中止した方が良い。


なぜ、タンパク制限をするのか?
1.タンパクが腎機能障害の進展させる(?)
2.BUN↑
3.リン↑
4.カリウム
5.アシドーシス↑


【講演2】
「循環器医からみた心腎連関」 
北風政史先生(国立循環器病研究センタ―臨床研究部・心臓血管内科 部長)