中性脂肪

危ない食後の中性脂肪上昇
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201203/523805.html



平光ハートクリニック(名古屋市南区)院長の平光伸也氏は
ファストフードを食べた後に、TG値がどのように変動するかに興味を持ち
健常者を対象に、血清中のTG値の変動を調査した。


その結果、小太りでメタボリックシンドロームに近い被験者の多くで
血清が白く濁り、TG値高値が6時間経過後も持続することを確認した。
「食後6時間ともなると、通常、被験者は再び空腹を訴える。それにもかかわらず
血清にこれだけの量の脂質が残っていたのは驚きだった」と平光氏は話す。


本来、TG値は食後に上昇し
血管壁に存在するリパーゼなどによる加水分解を受け速やかに代謝される。
この代謝が遅くなると、食後数時間たっても
血中のTG値が上昇したままとなると考えられている。
TG値の代謝を阻害する要因としては
インスリン抵抗性などが関与することも分かってきている。