エコノミー症候群

窓際の席、エコノミー症候群のリスク高い
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2857174/8447770



飛行機の長距離フライトの際に窓際の席に座ると
エコノミークラス症候群に代表される静脈血栓症のリスクが高くなると
専門医らが7日の医学誌「チェスト(Chest)」で警告した。


深部静脈血栓症(deep vein thrombosis、DVT)は
足の痛みや腫れ、肺塞栓が生じ、死に至ることもある深刻な血栓症だ。
「チェスト」に掲載された米胸部医師学会によるガイドラインには
飛行機に搭乗した際に起こるDVTのリスク要因が挙げられている。


ガイドラインを作成した医師の1人
カナダ・McMaster UniversityのMark Crowther博士は
「長距離フライトで窓際の席に座る乗客は、体を動かす機会が限られがちで
DVTリスクが高くなる。他の要因が重なると、リスクはさらに上がる」と述べている。


DVTリスクが増える他の要因には、DVTの病歴があることや高齢、妊娠中
経口避妊薬の服用、肥満、手術を受けて間がないことなどが指摘されている。
これらのリスク要因がある人は、6時間以上のフライトの際には通路側の席を選び
できるだけ客室内を歩き、ふくらはぎの筋肉をストレッチ運動でほぐし
膝下丈の弾性ストッキングをはくなどの対策を取るよう、ガイドラインは勧めている