子どものせき

子どものせき 感染症以外の病気 原因かも
http://www.asahi.com/health/tsuushinbo/TKY201112210404.html




独協医大の小児科准教授、吉原重美さんは
「せきの原因は呼吸器感染症だけとは限りません。
何の病気なのか、正確に診断することが大切」と指摘する。


子どものせきは年齢によって、かかりやすくなる病気が違ってくる。
例えば新生児や乳児では、RSウイルスによる細気管支炎だ。
大きな子どもなら風邪の症状だけで終わっても、1歳未満では呼吸困難になるなど重症化しやすい。


幼児期では、のどに鼻水がたまってせき込む後鼻漏症候群が増えてくる。
副鼻腔炎が原因になることも多いという。3歳ごろまでに長引くせきが突然始まれば
豆類などの異物が気管支に入ってしまった可能性も考えた方がいい。


学童思春期に入ると、心因性のせきにも注意が必要だ。
ストレスなどの原因を取り除くことが大切で、せき止め薬は効果がない。
また、ぜんそくと分からずにせき止め薬を飲ませると、症状を悪化させることもあるという。


「せきは異物を外に出す生体防御反応なので、せきを止めるのではなく
せきの原因を治さなければいけません」と吉原さん。
受動喫煙でも、せきはひどくなります。
換気扇があっても、同じ室内で喫煙するのは避けるべきです」

クループ

http://merckmanual.jp/mmpej/sec19/ch277/ch277l.html


クループは上下気道の急性炎症であり
1型パラインフルエンザウイルスの感染によって引き起こされることが最も多い。
犬吠様の咳嗽と吸気性喘音を特徴とする。
治療では,解熱薬,水分,霧状のラセミエピネフリン
およびコルチコステロイドを投与する。予後は極めて良好である。
クループは主に生後6カ月から3歳の小児が罹患する。
重症例では,患児の疲労とともに呼吸が浅くなりチアノーゼが生じてくる。