THE21

海外経験ゼロでも英語ができる人はどのように勉強したのか?


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リスニングに集中すべき 野口悠紀雄

「正式な英語」だけを集中して学べ。
同じ音源を20回繰り返して聴け。聴けるようになれば、ほぼ自動的に話せる。
日本語に訳してはいけない。英語のまま理解していかないと話についていけなくなる。
RとLを間違えても問題ない。文脈で理解してもらえる。
「英語ができる=英語を流暢に話せる」という思い込みは多くの日本人が陥っている間違い。

映画の英語はいまだによく聴き取れない  勝間和代

アルクの「TOEIC730点コース」を1年聴いていたら、本当に730点取れた。
トータル1000時間を目標に1日1時間以上勉強すべき。
知らない単語は何百回聴いても聴き取れるようにはならない。
ボキャブラリーを高めることが必要。

「英語ができない」のはリスク  村上憲郎 (グーグル名誉会長)

1日1時間を3年続けてトータル1000時間聴けば、誰でも英語を聞き取れるようになる。
聴くときはテキストをいっさい見ないこと。100%聴き取れなくても先に進む。
耳を筋トレ感覚で鍛えるのが目的なので、ゆっくりやさしい英語はだめ。
中国人も韓国人も必死で英語を勉強している。
「英語ができない人として生きていく」という選択は、これからの時代にはリスクの大きい選択になる。

NHKラジオ講座  川本佐奈恵 (英会話スクール代表)

NHK講座は安価で質が高い。
毎日、放送があってどんどん先に進んでいくのでサボれない。
「ラジオ英会話」を毎日録音して
それを真似してしゃべる、という作業をひたすら繰り返した。
音を真似するだけなら自分が上達していくのが実感できる。
完璧を目指さないで6,7割できたら先に進む。
テレビよりラジオで音に集中する。テキストは1本に絞る。
自分の実力よりも2段階上のテキストを選ぶのがポイント。

英語字幕を活用して「生の英語」を習得  有子山博美 (英会話ソフト製作)

TOEICで900点取っても映画のセリフはほとんど聴き取れなかった。
たとえば、「埋め合わせをする」という言葉
受験で習うのは「compensate」だが、ネイティブは「make it up」という。
しかも発音は「メキラ」で聴き取りも難しい。
海外ドラマ、映画のDVDで学習したら
TOEICのリスニング問題がスローモーションのように聴こえるようになった。