ロレックス・サブマリーナが動かなくなった。
1990年代、俺が金回りの良かった頃に買ったものだ。
俺は、おもろまちの高級時計店に行って
修理にいくらかかるのか聞いてみると、店員は
「東京に送って、職人に修理してもらうから最低でも5万円かかるサー」
とさらりと言った。
「ご、ご、5万!!!!!」
俺は固まって、その場で糞尿を垂れ流した。
5万円も出すなら、もう一個いい時計が買えるじゃねえか・・・
俺は後ずさりをして、店から走って逃げた。
家に帰ってネットで調べると
時計は3〜4年ごとにオーバーホールしなさい、と書いてあった。
俺は10年以上何もせずに、サブマリーナを使い続けていたわけだ。
7月
アルバイトの俺にも、ボーナスが出たから
サブマリーナの修理をしようと決意した。
だが、5万円は低額所得者の俺には高すぎる。
ネットで調べると、嘉手納にロレックスを修理する職人がいるらしい。
電話をかけて最低料金を聞いてみると、21000円だと。
那覇の時計店の半額以下じゃないか!
と言うわけで
嘉手納(かでな)は北谷(ちゃたん)よりもまだ先で、えらく遠いところだが
俺は読谷(よみたん)行きのバスに70分乗って、その店に行った。
職人さんはさっそくサブマリーナを開けて見てくれた。
ゼンマイが切れているらしい。
請求書
オーバーホール(分解掃除) 21.000円(税込)
ゼンマイ交換(Cal.3135) 4.200円(税込)
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合計金額 25.200円(税込)
バス情報
旭橋バスターミナル → 嘉手納町役場 70分 810円
山田時計店
098−957−3579
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那覇市壺屋・比嘉時計めがね店
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=119234
時計の修理技術を競う全国大会で日本一になった比嘉利信さん(72)
2015年6月の記事