ツムラ漢方スクエアより
本間行彦 先生 北海道大学名誉教授・北大前クリニック院長
http://www.tsumura.co.jp/password/magazine/113/dojo.htm
小柴胡湯による間質性肺炎が有名になりましたが、普通には1カ月以上の投与で
証の異なる人（とくに虚証の人など）に投与したときに生ずると考えられます。
2、3週間の短期間の投与で副作用が起こることはほとんど考えられません。
このときの間質性肺炎の発生頻度は10万人に2、3人というまれなもので
早くに気づきさえすれば完全に回復します。
症状としては息切れが重要で
これが見られたときにすぐ胸部写真をとれば、時期を失することはありません。
小柴胡湯の投与中止とステロイド剤の投与で完全に回復します。
これら薬剤性アレルギー性間質性肺炎は予後がよく
予後の悪い（3-5年）特発性間質性肺炎とはまったく違う病気なのです。
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