レビー小体型

レビー小体型 『幻視』伴う認知症
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2009121802000064.html



認知症でも「幻視」症状や睡眠中に異常行動が出るタイプがある。
「レビー小体型(DLB)」の特徴で、認知症の約2割を占める。


レビー小体は、異常なタンパク質が脳の神経細胞内にたまったもので、脳の働きを妨げる。
思考や記憶をつかさどる大脳皮質にでき、その機能にさまざまな障害が生じて起きるのがDLB。
運動をつかさどる脳幹にたまると、パーキンソン病となり、手足の震えなどの症状が出る。


そのため、レビー小体が、大脳皮質だけでなく脳幹にも分布していると
DLBでも、パーキンソン病と似た症状が出る。


大声の寝言や睡眠中に激しく暴れるなど睡眠時の異常行動や、抑うつ症状がよくみられる。
頭がはっきりしているときとボーッとしているときの差が激しく
パーキンソン症状のために、小また歩行になり、転びやすくなる。


アリセプトが、記憶などの認知機能の維持、改善と、幻視などの抑制に効果的。
ただし、アルツハイマー型のように医療保険は適用されない。
漢方薬の抑肝散には幻視を抑える効果がある。
副作用が少なく、保険も適用できる。


筋肉がこわばり、動作が遅くなるのも特徴で、アルツハイマー型に比べ、格段に転びやすい。