新薬



ラジレス錠:ノバルティスファーマ

「ラジレス錠」(一般名:アリスキレンフマル酸塩)は
レニン系サイクルの起点に位置する酵素のレニンを、直接的に阻害する。
1日1回の投与、プラセボと同等の安全性。
既に世界70カ国以上で承認されている。

レメロン錠/リフレックス錠:シェリングプラウ明治製菓

「レメロン錠」「リフレックス錠」(一般名:ミルタザピン)は
オランダのオルガノン(現シェリングプラウ)が創製し
シェリングプラウ明治製菓が共同開発した
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬
中枢神経のシナプス前α2‐自己受容体とヘテロ受容体に阻害作用を示し
ノルアドレナリンセロトニン(5‐HT)の神経伝達を増強する。
さらに、セロトニン受容体に対しては、5‐HT2、5‐HT3受容体を阻害し
5‐HT1受容体を選択的に活性化させることで、抗うつ効果を発揮する。

ゴナールエフ注:メルクセローノ

「ゴナールエフ皮下注」(一般名:遺伝子組み換えホリトロピン・アルファ)は
遺伝子組み換えヒト卵胞刺激ホルモンを含有する不妊治療薬。
これまでは男性不妊治療での使用に限られていたが
新たに「視床下部‐下垂体機能障害または多襄胞性卵巣症候群に伴う
排卵や希発排卵における排卵誘発」の効能を追加し
女性不妊治療の排卵誘発剤として使用できるようになった。
既に世界100カ国で承認されている。

カデュエット配合錠:ファイザー

「カデュエット配合錠」(アムロジピン+アトルバスタチン)

アボルブカプセル:GSK

「アボルブカプセル」(一般名:デュタステリド)は
GSKが開発した5α還元酵素阻害作用を持つ新規前立腺肥大症治療薬。
I型・II型の5α還元酵素を阻害することで、男性ホルモンのテストステロンから高活性物質のジヒドロテストステロン(DHT)への変換を抑制。
その結果、肥大した前立腺を縮小し、下部尿路症状の軽減や尿流の改善を実現する。
2001年に米国で承認され、現在、世界85カ国で承認されている。


reference
http://www.yakuji.co.jp/entry14456.html