新薬27品目承認 第一三共のデノスマブ バイエルのファクターXa阻害剤など
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/41954/Default.aspx
http://www.pharmacist-magazine.com/news/article/285.html
ルネスタ錠（エスゾピクロン、エーザイ）
「不眠症」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
非ベンゾジアゼピン系に属するＧＡＢＡA受容体作動薬で、国内外の臨床試験では
不眠症の主症状である入眠障害と中途覚醒のいずれにも有効であることが示された。
臨床的に問題となる依存性や持ち越し効果などは認められず
長期投与による耐性を示さないという特徴も持つ。
ラセミ体であるゾピクロンを光学分割して得られたＳ体。
レグナイト錠（ガバペンチンエナカルビル、アステラス製薬）
「中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群（下肢静止不能症候群）」
を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
同剤は、興奮性神経伝達物質の放出を抑制するγ‐アミノ酪酸（ＧＡＢＡ）の
誘導体の一つで「ガバペン」のプロドラッグ。海外承認は米国のみ。
アイファガン点眼液（ブリモニジン酒石酸塩、千寿製薬）
「他の緑内障治療薬が効果不十分、使用できない場合の緑内障、高眼圧症」
を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
α２アドレナリン受容体作動薬で、海外72カ国で承認されている。
イグザレルト錠（リバーロキサバン、バイエル薬品）
「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制」
を効能・効果とする新有効成分含有医薬。
経口の直接作用型ファクターXa阻害剤。
同じ作用の薬剤としては、第一三共の「リクシアナ」に次いで２番目となる。
海外では、ウクライナと米国の２カ国で承認されている。
ロタテック内用液（５価経口弱毒生ロタウイルスワクチン、MSD）
「ロタウイルスによる胃腸炎の予防」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
ロタウイルス胃腸炎予防ワクチンは、11月に発売されたGSKのロタリックスに続くもの。
ランマーク皮下注（デノスマブ、第一三共）
「多発性骨髄腫による骨病変及び固形がん骨転移による骨病変」
を効能効果とする新規有効成分含有医薬品。
同剤は、完全ヒト型モノクロナール抗体。
骨の破壊に関与する細胞の形成に関与するRANKリガントに特異的に結合することで
その働きを抑えて効果を発揮する。
