妊婦に用いる漢方薬

妊娠中の諸症状に対する漢方療法
http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/qa/qa/007.htm
ツムラ漢方スクエアより




1.安胎を目的に当帰芍薬散を用いる。
2.ウテメリンの頻脈や心悸亢進に当帰芍薬散、木防已湯を用いる。
3.妊娠中毒症では、当帰芍薬散、五苓散、柴苓湯を用いる。
4.不育症では柴苓湯、当帰芍薬散、芍薬甘草湯を用いる。


≪麻黄製剤の注意点≫
エフェドリンは末梢循環を損ない、胎盤への血流を損なう。
麻黄湯、葛根湯、越婢加朮湯、麻杏甘石湯、防風通聖散
麻黄附子細辛湯、小青竜湯、神秘湯、薏苡仁湯、五虎湯など。


≪大黄製剤の注意点≫
過度の瀉下は陰血を傷める。
大柴胡湯、防風通聖散、乙字湯、三黄瀉心湯
桃核承気湯、大黄甘草湯、腸胃承気湯、麻子仁丸、潤腸湯など
大黄 = タデ科のダイオウの根。便秘に広く用いられる。