コウモリは哺乳類 

コウモリはなぜウイルスの貯蔵庫 コロナで科学者注目
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC208XS0Q1A221C2000000/
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イソップ物語では、
コウモリは鳥と獣の争いで双方に「仲間である」といい顔をし、
最後はどちらからも見放されて暗い洞窟で暮らす。
こうした振る舞いにウイルスの貯蔵庫になりえた手がかりがうかがえる。

哺乳類でありながら空を舞う。
飛ぶには膨大なエネルギーを費やす。
体の負担を減らそうと代謝をうまく操る方向へと進化したのか、
過度な活性酸素が発生しにくい。

東京農工大学の大松勉准教授らは
デマレルーセットオオコウモリで1日の体温の変動を調べた。
昼の休眠時の体温は36度で、夜の活動時は39度だった。
「1日のうち体温が高いときと低いときとで、どちらもウイルスが増えにくい状況になっている。
病気を起こさない性質を偶然にもたらしたのではないか」
さらに、ひとくくりにコウモリといっても1000種以上いる。
哺乳類の約4分の1を占める。
これだけの種類があれば、コウモリ全体で数々のウイルスがいても不思議ではない。