「ビソルボン」と「ムコダイン」の違い

内科の処方せんで
「ビソルボン錠」と「ムコダイン錠」の併用があった。
患者からどのように違うのかと聞かれて
俺はよくわからなかったので、ネットで調べてみた。

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使いこなしたい呼吸器科薬剤とそのエビデンス 
http://www.hhk.jp/gakujyutsu-kenkyu/ika/140208-070000.php



ブロムヘキシン(ビソルボン®など)は、
気道分泌促進薬に分類されます。
酸性糖蛋白の線維網を溶解して、低分子化する作用があることもわかっています。
線毛運動を亢進させる働きもあり、作用機序は複雑です。
このタイプの薬剤は、キレの悪い喀痰に非常に有効とされています。


カルボシステインムコダイン®など)は
分泌細胞正常化薬・気道粘液修復薬に分類されます。
分泌細胞正常化薬は、
杯細胞の過形成を抑制、粘液が過剰産生されるのを抑えることで、
気道粘液修復薬は
シアル酸とフコースの構成比を正常化することで、去痰作用を発揮します。

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つまり、おおまかには
ムコダインは痰の粘度をさげる
ビソルボンは分泌物の量を増やし痰を薄める
と説明すればいいのかな。