漢方薬による頭痛予防

漢方 もっと知りたい「頭痛 タイプ別治療」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2014/10/1009.html


漢方薬による予防治療



緊張型頭痛は、肩や首の筋肉の緊張などが原因で起こります。
後頭部から首筋にかけて両側が痛み、
圧迫感や締めつけられるような感じがあるのが特徴です。
寝込むほどの痛みはありませんが、長く続くことが多いため生活の質が低下しがちです。


予防薬としては血行を促進する漢方薬が使われます。
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)は、
体力が中程度以下で、ストレスが多いタイプに向いています。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、
体力が中程度以上で、手足が冷えるのにのぼせて顔が赤くなるタイプに向いています。


片頭痛の予防薬として漢方薬を使うケースも増えてきました。
茱萸湯(ごしゅゆとう)は、
体力があまりなく、冷え症で吐き気を伴うタイプに向いています。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、
体力があまりなく、冷え症で貧血を伴うタイプに向いています。
五苓散(ごれいさん)は、体力のあるなしにかかわらず、
口が渇いてむくみが起こるタイプに向いています。