介護大手、若者採用を拡大 ニチイ学館など２倍に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD130NN_U3A910C1MM0000/
介護大手が若者の採用を大幅に増やす。
最大手のニチイ学館（9792）は２０１４年４月に高卒の新入社員を
今春実績の２．５倍にあたる４００人以上に増やし、
セントケアＨＤ（2374）も同２倍の６０人を採る。
学研HD（9470）子会社の学研ココファンは今年春に約５０人が入社。
１４年春には２倍にあたる１００人を採用する。
時間をかけて施設の中核となる人材を育てる方針で、
今年春は１割未満だった高卒の社員を大幅に増やす。具体的な人数は今後詰める。
待遇を見直す動きもある。
セントケアは１２年春に入社した高卒の初任給の全国平均（１５万７９００円）
よりも高い給与を支給し、採用増につなげる方針だ。
介護大手は入居者数の増加を支えに老人ホーム事業の収益を伸ばしている。
ニチイ学館とベネッセＨＤ（9783）は、
２０１４年３月期の介護事業の営業利益が過去最高となる見通し。
有料老人ホームを運営するメッセージ（2400）も、
今期の営業利益は２３％増の６６億円と過去最高を見込む。
大手より料金設定を割安にしているほか、老人ホームより設置基準が緩い
「サービス付き高齢者向け住宅」を相次ぎ開設している。
今期は新たに２９カ所を新設する方針。
