神鋼環境ソリューション

2013年5月30日
株式会社神鋼環境ソリューション
バイオマス生産性に優れ、油脂含有率の高い微細藻類の培養に成功しました
http://www.kobelco-eco.co.jp/topics/news/2013/20130530.html


神鋼環境ソリューション(本社:神戸市)は、筑波大学(渡邉信教授)と共同で
バイオマス生産性に優れ、かつ油脂含有率の高い微細藻類を発見し、培養に成功しました。


当社は、筑波大と共同で各種微細藻類の増殖速度、油脂含有率等を、
培養条件を変更して評価してまいりましたが、
このたび、バイオマス生産性に優れ、
かつ油脂含有率の高いユーグレナの新規株を見出しました。


当社と筑波大が共同で見出した新規の株は、
従来からバイオ燃料として有望ではないかと考えられてきた
ユーグレナ・グラシリスZ株(国立環境研究所保存株:NIES-48)と比較して、
バイオマス生産性および油脂含有率が共に2倍以上であることを、
培養実験にて確認致しました。また得られたバイオマスは、
石炭と同程度の燃焼カロリーを有することも確認しております。


有機物を含んだ排水においても良好な増殖を確認できており、
排水を浄化しながらバイオ燃料を生産する技術の可能性が見出されており、
培養条件のさらなる最適化を推進中です。