卵子の老化

不妊原因「卵子の老化」が約半数

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120623/t10013059751000.html


NHKが全国の専門医療機関に調査を行ったところ
女性が年を重ねるとともに妊娠しづらくなる「卵子の老化」に
原因がある患者の割合が半数近くに上ることが明らかになりました。


国立成育医療研究センターの齊藤英和医師は
卵子が老化することが知られていないことで
高齢になっても治療を受ければ十分に妊娠は可能という誤解を生み
不妊に悩む夫婦の増加に拍車をかけている。
卵子の老化について、きちんと知らせる仕組みを作る必要がある」
と指摘しています。

卵子の老化”とは

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0625_02.html



写真は40歳の女性の卵子です。
左下の卵子が受精すると、細胞分裂を繰り返して成長します。
しかし、右の2つは3日で成長が止まってしまいました。
卵子は女性が生まれたときから体の中にあります。
男性の精子が毎日生み出されるのと違い、卵子が新しく作られることはありません。
女性が年齢を重ねるほど卵子の数は減って質も低下し
特に30代半ばを過ぎると、こうした卵子の割合が増えて
妊娠そのものが難しくなるのです。





日本産科婦人科学会によりますと
体外受精など高度な不妊治療で出産できる確率は“卵子の老化”の影響で
45歳では0.5%に低下します。