女性のカラダと妊活

妊娠を“ゴール”にしないための環境づくり
妊活セミナー採録・片桐由起子医師
http://joblabo.asahi.com/articles/-/94759



妊娠・出産に向けてどのような準備をすればいいのか。
「女性のカラダと妊活」というテーマで語ってくださったのは
東邦大学医療センター大森病院の片桐由起子先生だ。
不妊治療の最前線治療に携わっている。


一つ目は、生理周期や排卵を整えること。
基礎体温をつけてみましょう。起床後すぐの体温をつけます。
低温期と排卵をはさんだ後の高温期の2相に体温が分かれているか。
高温期の体温に波があって低温期にずれこんだり、あるいは
低温期と高温期の温度差が0.3度以下だったりする場合
排卵後の黄体ホルモンが少なくなっています。
このように、自分の体調を知るには大変有効です」


二つ目は、食生活を見直すこと。たとえば妊娠する予定がある女性は
十分な葉酸を摂取していることが望ましいといわれている。
赤ちゃんの先天異常を防ぐはたらきがあるからだ。


三つ目は生活習慣を見直すこと。とくに喫煙する人は要注意だ。
「最近は実年齢より見た目が若い人が増えていますが
見た目年齢と卵巣機能は相関せず
残念ながら卵巣機能は加齢現象を避けることはできません。
喫煙は加齢をさらに加速させ、妊孕度(妊娠しやすさ)を下げるのです」