円高

NY円、戦後最高値更新、一時1ドル=75円台
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110819-OYT1T01089.htm?from=main2


専門家「1ドル=72円台まで加速も」

http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20110820/inv1108200719002-n1.htm


外国為替市場の円相場が一時1ドル=75円台に突入
戦後最高値の1ドル=76円25銭という“防衛ライン”が突破され
上値のめどが見えない円高ゾーンに突入した。


エコノミストの見通しの中で、最も多かった予測は75円の8人。
次いで73円が3人、最も高い水準の予測は72円だった。


72円と予測した、第一生命経済研究所の嶌峰義清首席エコノミスト
「米金融当局が追加の量的緩和を実施するまでは、市場の混乱が続く」との見方を示した。
米国の量的緩和への期待がさらに円高を加速させる可能性が強く
量的緩和を打ち出すまでは市場が円買いを進めるとの見方だ。


73円とした三菱総合研究所の森重彰浩エコノミスト
「欧米の財政再建に関する抜本策が実行されない限り
リスク回避先として円高圧力がかかりやすい局面が続く」としており
欧米の新たな経済対策が円高収束の鍵を握っている。


一方、SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは1ドル=75円と予測。
「足元の円高はファンダメンタルズ(基礎的諸条件)からはややかけ離れた動きで
一時的」と分析する。
ただ1ドル=80円を大きく割り込む現在の水準が定着するとの見方は少なく
財政問題国債の格下げ懸念など、日本の弱い部分に目が向けられて
徐々に円安が進む」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)としている。


明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミスト
「日銀は次の一手を余儀なくされ、政府も為替介入の
二の矢、三の矢を打たなければ、円高に歯止めをかけるのは難しい」
と、日本政府・日銀が新たな対応を迫られる可能性を指摘している。