海外投資家 ことし最大の買い越し

東京株式市場 海外投資家ことし最大の買い越し
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141108/t10013042591000.html



日銀が決めた追加の金融緩和をきっかけに
東京株式市場で日経平均株価が大幅に値上がりした先週、
海外の投資家が株式を買った額は売った額をおよそ5360億円上回って、
ことし最大のいわゆる「買い越し」になったことが分かりました。


東京株式市場の日経平均株価は、
日銀が追加の金融緩和を決めた先月31日に750円以上、上昇するなど、
先週1週間では1100円余りの大幅な値上がりになりました。


この先週の売買について、東京証券取引所のまとめによりますと、
東証名古屋証券取引所で海外投資家が株を買った額は、売った額を5363億円上回って、
1週間の売買としてはことし最大の「買い越し」になりました。


一方で、国内の個人投資家は、
株を売った額のほうが買った額を8200億円余り上回る「売り越し」で、
海外投資家が先週の株価上昇の要因だったことを示しています。


市場関係者は「日銀が追加の金融緩和を決めたことや、
公的年金の積立金を運用している独立行政法人のGPIFが
株式の運用を増やしていく方針を打ち出したことなどで、
先週は海外投資家の日本株への積極的な姿勢が強まった」と話しています。