ユーエフティ

医師のための薬の時間

ユーエフティE配合顆粒は分包できる?

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/doctors/series/drug/imedis/201001/513757.html


患者から、診察時に下痢気味だと訴えられたため
ユーエフティE配合顆粒<テガフール(腸溶)・ウラシル配合顆粒剤>1包
を再分包して2包に分けて服用するよう処方してしまった。


薬剤部から疑義照会
ユーエフティ E 配合顆粒はテガフールとウラシルが1:4のモル比で配合されている。
だが、2種類の顆粒の性状が違うため
テガフールとウラシルを正確な配合比で再分包には注意すべきと添付文書に記載がある。
と指摘された。


分包品しかないことの意味を考えて
何でも安易に脱包再分包できると思ってはいけないこと
製剤化の工夫がされているものには特に注意が必要であることを再認識した。

適用上の注意 調剤時
ユーエフティE配合顆粒は、原則としてヒートシール包装のまま調剤すること。
ヒートシール包装を開封して調剤すると
2種類(テガフールとウラシル)の顆粒が不均一となり
配合比率が変化することがあるので注意すること。