リラグルチド ノボ

米国糖尿病学会(ADA)
http://www.yakuji.co.jp/entry13069.html

リラグルチド : SU剤に比べて有意に血糖コントロール改善

GLP‐1アナログのリラグルチドの有効性・安全性を
SU薬のグリメピリドと比較した第III相試験「LEAD3延長試験」の結果
リラグルチド単独群で有意に血糖コントロールを改善したことが発表された。


その結果
グリメピリド群は、目標としたHbA1c7%未満の達成が
37%の患者にとどまったのに対し、リラグルチド群は58%と有意に多く
しかも血糖コントロールの改善効果が、2年間にわたって持続することが分かった。
低血糖の発現頻度も、リラグルチド群はグリメピリド群の6分の1と、明らかに少なかった。


また、リラグルチド群では、持続的に体重を減少させることも明らかになった。
現行の糖尿病治療では、逆に体重増加を招くことが懸念されているが
2年間の治療でグリメピリド群の平均体重が1・1kg増加したのに対し
リラグルチド群は2・7kg減少させる結果が得られている。


リラグルチドは、既にデンマークのノボ・ノルディスクが昨年5月に
米国、欧州で、7月に日本で承認申請を行っている。