リナグリプチン ベーリンガー

米国糖尿病学会(ADA)
http://www.yakuji.co.jp/entry13069.html


リナグリプチン : BGに上乗せで、明かな血糖値改善

メトホルミン治療で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者に対し
DPP‐4阻害薬「リナグリプチン」の上乗せ効果を検討した第II相試験の結果
HbA1c値が有意に低下したことが、ADAで発表された。


投与12週後
メトホルミン単独群に比べてリナグリプチン投与群は
HbA1c値が有意に低下したことが明らかになった。


HbA1cベースラインからの変化量でみると
リナグリプチン1mg群は0・4%、5mg群は0・73%、
10mg群は0・67%低下する結果が得られている。
特にリナグリプチン投与群の44〜53%の患者では
0・5%以上低下するというHbA1c値の高い改善が認められた。


さらに、リナグリプチン投与群は、メトホルミン単独群と比べて
空腹時血糖値が有意に低下することが分かった。


有害事象の発現率は、全ての投与群でプラセボ群と同様で
低血糖の発症も見られなかった。


リナグリプチンは現在、第III相試験が進行中。