乳がん

乳がん 徹底解説「個別化する薬の治療」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2016/11/1109.html


乳がん細胞のタイプ


女性ホルモン受容体があるかないか、HER2があるかないかによって、
現在は大きく4つのタイプに分けられています。
女性ホルモン受容体があるのはルミナールタイプ、
女性ホルモン受容体も、HER2もあるのはルミナールHER2タイプ、
HER2だけがあるものはHER2タイプ、
女性ホルモン受容体(エストロゲン受容体・プロゲステロン受容体)も
HER2もないものはトリプルネガティブタイプと呼ばれています。



乳がん細胞のタイプと薬

ホルモン療法は、
女性ホルモン受容体を持つ、ルミナールタイプと
ルミナールHER2タイプの人に行われます。
使うホルモン剤には、女性ホルモンの合成を抑える薬と、
乳がん細胞が女性ホルモンを取り込むことができないようにする薬があります。
閉経前と閉経後では使う薬が異なります。




トレミフェン:フェアストン
フルベストラント:フェソロデックス


抗がん剤は、すべてのタイプで使われます。
ただし、ルミナールタイプのなかには抗がん剤の効果があまりない人がいるため、
ルミナールタイプでは抗がん剤を使わない場合があります。



分子標的療法は、
HER2で増殖するタイプのルミナールHER2タイプと
HER2タイプの人に行われます。HER2を標的にし、
がん細胞が増えないようにする分子標的薬である抗HER2薬が使われています。


ハーセプチン
タイケルブ