祭は終わった

ラオックスの羅社長「客単価の下落、想定以上」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO05987030S6A810C1000000/


ラオックスが12日発表した2016年1〜6月期の連結決算は
最終損益が4億6400万円の赤字だった。
円高などでインバウンド(訪日客)消費が減速した一方、
店舗網の拡大で人件費や家賃がかさんだ。会見した羅怡文社長は
「客単価の下落が想定以上に進んでいる」と話した。


 ――業績低迷の要因は何でしょうか。


円高やお客のライフスタイルの変化で、客単価が想定以上に落ち込んだためだ。
売れ筋は宝飾品や家電などから医薬品や化粧品などの低価格帯に移っている。
化粧品がいくら売れても、
1個数十万円の腕時計が飛ぶように売れていた昨年の売れ行きの穴埋めはできない」


 ――今期の業績見通しを下方修正し、17年12月期までの中期計画も見直すと発表しました。


「昨年は商品を供給するメーカーも含め、
インバウンド消費に対するマーケティングを積極的にやらなくても商品が売れていた。
祭のような状況は終わった」