夏バテ対策 漢方薬も効果
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO58364100Q3A810C1MZ4001/
夏バテは西洋医学では特に定義がなく病気として扱われないが、
北里大学東洋医学総合研究所の花輪寿彦所長によると、
漢方では「注夏病(ちゅうかびょう)」と呼び、病気の一種だ。
中国の13世紀の医書では、注夏病に処方される代表的な漢方薬として
「清暑益気湯」を挙げており、これは現在でもよく使われる。
対象の症状は手足が抜けるようにだるい、体が熱っぽい、胸苦しい、
小便が少ない、下痢ぎみ、食欲がない、じわじわといやな汗が出るなど。
小便が減るのは水分を失った脱水状態と考えられるそうだ。
「予防にも治療にもなるので、いつも夏バテで困っている人などは
夏から9月まで服用するのがおすすめ」(花輪所長)。