ソロス

ユーロ危機は深刻化、EU崩壊につながる可能性も=ソロス氏
http://money.jp.msn.com/news/reuters/article.aspx?cp-documentid=6027497
 George Soros


米著名投資家のジョージ・ソロス氏は16日
ユーロ危機は深刻化しつつあり、当局者の間違った対応により
欧州連合(EU)は崩壊に向かいかねないと警告した。


ソロス氏は
「ユーロ危機は深刻化しており、まだ終わっていない。間違った方向に向かっている」
と述べた。また
「ユーロはEUの政治統合を弱体化させており
このまま続けばEU崩壊の可能性もある。問題の本質が誤解されているからだ」
と警告した。


ソロス氏は、ユーロ圏当局者は不均衡について
市場そのもので生み出されることを理解せず、公的部門が原因と考えていると指摘。
ユーロ危機は米国での銀行システムの崩壊から始まり、欧州各国間の競争力の違いから
深刻化したにもかかわらず、財政危機として対応がとられていることを批判した。


さらに、危機への対応失敗により人々の間には深刻な緊張が生じ
これが反欧州の姿勢につながり、各国間で強まっていることに危機感を示した。


EUの財政協定については、需要が不十分な時期に政府に財政健全化と
債務削減を強いるもので、間違った方向に向かっていると批判した。