変わるC型慢性肝炎の治療
年内にも登場する新薬により3剤併用が標準に
治療後再燃例に対する著効率は88%
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t159/201109/521451.html
田辺三菱製薬は今年1月
プロテアーゼ阻害薬テラプレビルの製造販売承認を厚労省に申請
4月には優先審査品目に指定され、早ければ年内にも承認される見通しだ。
症例
PEG-IFNα、リバビリン、テラプレビルの3剤併用治療
40歳代、女性の初回治療例。C型慢性肝炎(遺伝子型1b、高ウイルス量)のため
PEG-IFNα-2b、リバビリン、テラプレビルの3剤併用治療を行った。
治療開始後6 週でHCV-RNAが陰性化し、その後SVR(sustained virological response)を得た。
3剤併用中にヘモグロビンが低下したため、リバビリンを減量し、16週以降は改善を認めた。
厚労省治療標準化研究班は
テラプレビル発売後のC型慢性肝炎に対する初回治療ガイドラインを既に作成。
新しいガイドラインでは、1bで高ウイルス量の場合
テラプレビル、PEG-IFNα-2b、リバビリンの3剤併用が第1選択に位置付けられている