雪国型メガソーラー

昭和シェル石油、雪国型メガソーラーの発電実績を明らかに
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E2E6E2E2888DE2E6E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2



積雪時の「雪国型メガソーラー」


昭和シェル石油
同社が2010年8月31日に運営を開始した「雪国型メガソーラー」
新潟市、発電規模は1MW)の発電実績を公表した。
2010年9月から2011年7月までの交流発電実績は103万kWhで
当初の計画を約20%上回った。
モジュール1kW当たりの年間発電量は1100kWh強となる見込みで
これは新エネルギー財団が発表している新潟県の年間平均発生電力量863.46kWhを
上回るばかりか、全国平均の同990.02kWhも超える。



雪国型メガソーラーは
ソーラーフロンティアが製造したCIS系太陽電池モジュールを1万2528枚使用している。
年間発電量が想定よりも多くなったのは
夏場の温度上昇時でも発電量の低下が少ないCIS系太陽電池の特性や
今回用いたモジュールの額縁部分の段差が少なく冬場に雪が落ちやすかった点
などが寄与したとみられる。



雪国型メガソーラーは、雪国での最適な設置方法を検証するために
(1)モジュールの設置角度を通常に近い20度,雪が滑り落ちやすい30度の2種類を用意した。
(2)さらに,滑り落ちた雪が地上で積み重なった場合に備えて,モジュールの設置高さを1mとした。


(1)に関しては、30度設置のモジュールの方が雪の滑落に適していることが実際に
確かめられた。平常時の出力については、30度と20度で大きな差はなかったという。
(2)に関しては、新潟市内では積雪が80cm程度の高さになる場合があることから
1m程度が望ましいとした。