骨粗鬆症の新薬

既存薬の弱点補う新薬が骨粗鬆症で続々登場
BP製剤一辺倒だった治療に変化
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t150/201108/520955.html





テリパラチドの使用患者が急増
帝京大ちば総合医療センター第三内科准教授の井上大輔氏は
「今後もBP製剤が治療の中心であることに変わりはない」とした上で
「治療の選択肢が増え、以前ほどBP製剤に固執する必要がなくなった」と話す。


新薬の一つが、2010年10月に発売されたテリパラチド(商品名フォルテオ)だ。
代謝を抑制するBP製剤とは対照的に
テリパラチドは、前駆細胞から骨芽細胞への分化を促進したり
骨芽細胞のアポトーシスを抑制したりすることで骨形成を促進する。


BP製剤で十分な効果が得られない患者や骨量が著しく低い患者
ステロイド骨粗鬆症患者など、骨折リスクの高い患者に使われているほか
BP製剤を長期使用した患者のスイッチ先としても使われている。
また、井上氏は「背部痛を緩和する効果を示唆する検討成績もあり
腰痛などを訴える患者に対しても優れた効果が期待できる」と話す。