鳳凰木

ホウオウボク満開
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-179850-storytopic-5.html



沖縄の夏を鮮やかに彩る街路樹、ホウオウボク
ことしは例年以上に花つきがよく、街行く人は
「こんなにすごい満開は見たことがない」という。


5月に沖縄本島を襲った、季節外れで少雨の台風2号の影響による塩害で
一時はホウオウボクのほとんどの葉が枯れ落ちた。
樹木の専門家によれば、この大量の落葉が大量開花と関係しているようだ。


造林学を専門とする琉球大学農学部の谷口真吾教授によると
樹木には枝が先へと伸びて、葉になる葉芽(ようが)や
花をつける花芽(かが)に分かれる組織活性化の時期がある。


ホウオウボクは成長特性からこの時期が5〜6月だと考えられる。
そこに激しい台風で花芽が傷ついた。花芽には痛めつけられると
芽を増やそうとする性質があり、その作用が働いた」と谷口教授は指摘する。


もう一つの要因として、塩害で落葉した葉を再生するため
光合成を繰り返し幹や枝を太らせることで事前に蓄えていた糖や
炭水化物をフル活用し、その刺激で花芽も余分についた」とも指摘した。