体温

体温 測る場所で違う
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=34349


Question

体温計を使ってわきの下と舌下で測っているのですが、1度くらい差が出ます。
どちらを基準にしたらよいですか。

Answer

体温は測定部位によって異なるだけでなく、朝は低く、夜は高くなります。
日々の体温変化を正しく見るには、同じ部位で一定時刻に測ることが大切です。
わきの下と舌下のどちらがよいということはありません。


水銀体温計の場合、正しい測定には、わきの下で10分、舌下で5分かかります。
わきの下では、わきをしっかり閉じ、できる限りじっとしていることが大切ですが
10分間はなかなか大変です。舌下の方がより実際的だと思います。


体温が低いと、疲れやすかったり、様々な病気への免疫力が落ちたりします。
体温を上げたい場合、漢方治療が有効な手段の一つです。
日本東洋医学会のホームページに漢方専門医が紹介されていますので、相談してもよいでしょう。


ただし、まずは日常生活の中で、体温が下がる状況がないか、振り返ってみてください。
例えば、冷たい食べ物や飲み物を多めにとれば、体温が下がります。
ダイエットなどによる過度のストレスも血行を悪くし、体温低下を招きます。


様々な要因で、体温は下がります。
体を温める作用のある根菜類を多めにとるなど、食生活に気を配り
過度のストレスを避けることで、改善できることも決して少なくありません。
回答者:高畑治先生 旭川医大病院麻酔科蘇生科准教授