更年期

NHKきょうの健康」より
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archive/2010/1101/index.html
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archive/2010/1102/index.html

三大漢方婦人薬




更年期障害に対してよく用いられるのは
「当帰芍薬散」「加味逍遙散」「桂枝茯苓丸」です。
ホルモン補充療法と比べると効果が現れるのはやや遅く
ホルモン補充療法が2〜4週間くらいで現れる事が多いのに対し
漢方薬による治療は4〜8週間程度かかるようです。

加味逍遙散




「ホルモン補充療法」は、治療効果が高いといわれ、欧米ではごく一般的な治療法です。
しかし、不正出血が起こる可能性や、5年以上の長期使用をした場合に
乳がん」のリスクが多少高まる可能性があります。
そのため、乳がんの治療後には受けることができません。
そこで日本では、乳がんを治療中の人や心配する人などに漢方薬が勧められています。

更年期障害の症状と原因

多くの女性は50歳くらいで閉経を迎えますが、閉経の前後5年間を「更年期」といいます。
主な症状には
「眠れない」「不安になる」「ほてり」「発汗」「動悸」などがあり
症状は人によってさまざまです。

更年期の心の症状への治療




漢方薬は心の症状への効果が比較的高いと考えられており
なかでも「眠ってもすぐに目を覚ます」「イライラする」
「神経質」「憂うつ」「意欲がわかない」「くよくよする」「不安感」
などの症状に対して特に有効です。
よく用いられるのは
「加味逍遙散」「加味帰脾湯」「半夏厚朴湯」「抑肝散」「十全大補湯」などで
これらを症状によって使い分けます。