バンコ・デルタ・アジア

大紀元日本9月21日】


米財政部はマカオの匯業銀行が
北朝鮮のマネー・ロンダリング会社であり
北朝鮮の不正金融取引にも関っていることを公表した。


これを受け、大勢の顧客が預貯金の解約のために銀行に殺到した。
銀行の試算によると、17日と18日だけで
約3億元(1元=15円)を超える預貯金が解約されたという。


米政府の調べによると
匯業銀行は北朝鮮が偽造した偽ドルの市場への流通に協力し
麻薬取引と偽タバコを密売する北朝鮮企業と長期的に密接な業務関係を保ち
マネー・ロンダリングを繰り返し行っていることが明らかになった。


一方、匯業銀行側は
北朝鮮関連企業との業務取引をすべて一時中止すると表明した。
当銀行は北朝鮮政府やその関連企業と20年以上も関っており
マカオに8支店を持ち、1つは賭博場に設置されている。
匯業銀行の最高経営責任者の区宗傑氏は香港とマカオ政界の重鎮であり
マカオ立法委員会委員などの要職についている。


米財政部のレビー氏は
「匯業銀行は北朝鮮政府によるマカオでの金融犯罪で
中心的な役割を担っている」と厳しく指摘した。