ユダヤ人大富豪の教え 本田健

会社員や公務員になっても金持ちにはなれない。


大多数の人間は、今いるところで頑張れば
道は開けると考えるが、そこで無駄な戦いをやって
ボロボロになって力尽きてしまう。

本当はその場所から出ていかなければならないのに

かわりに夜学で簿記やコンピュータを習ったり、スキルを高めようとする。

それは悪くないが、金持ちになったり、幸せになるためには、

ぜんぜん努力する分野が違う。

その努力は、会社によりよく評価してもらうためであったり

転職に有利になるかも知れないが、結局は他人のために働くだけだ。

金持ちになりたいなら、会社員でいる期間はできるだけ短い方がいい。

自分の学びたいスキルを学ぶ学校くらいの気持ちで行けばいいだろう。

仕事に縛られた不自由人の人生は

やらなければならないスケジュールで手帳がいっぱいになっている。

夢を追いかけるのを忘れて、安定した生活を選んだ人生は

「退屈な人生を生きる終身刑」を自らに課しているに等しい。

嫌な仕事をすることは、進んで自分から牢屋に入るのと同じ。

しかし、囚人の方が楽かもしれない。


囚人は満員電車で通勤しなくていいし、睡眠時間もたっぷりある。

昼ご飯もゆっくり食べられるし、残業もない。

出会う人の本質を見極めよ。

人間性を見るためには、

その人が利害関係のない人をどう扱うかを見ればわかる。

掃除のおばさんや、ウエイトレスをどう扱うかを観察してみよ。

人間的に裏表がある人は

自分より目下の他人にはぞんざいなものの言い方をする。

自分の話す言葉に注意せよ。

人の悪口、否定的なこと、ゴシップ話をすれば、

将来はそういったネガティブなもので満たされる。

成功する人はふだん話す言葉に

思いやり、ビジョン、愛、友情、感謝がいっぱい詰まっている。